言わずと知れたTOYOTA不朽の名車。
3M型はTOYOTA初のDOHCエンジンであり、6気筒エンジンでは国内初のDOHC、クラウンのOHC、M型をベースに開発され、YAMAHAがチューン担当。
3連のソレックス型キャブレターを装備。
圧縮比は8.4とかなり低めに設定されたが、最高出力は150PS、最高トルクは18.0kg/mを絞り出す
国産車初のリトラクタブルヘッドライトを装備、頑丈なX型バックボーンフレーム、前後ともダブルウィッシュボーンの独立懸架、2速3速4速がクロスレシオの5段ミッション、リミテッドスリップデフ、日本初の全4輪真空倍力装置付きディスクブレーキを装備。
インパネはピアノ作りのノウハウをつぎ込んだYAMAHA製の、ローズウッドパネルに7連メーターを装備。
左より燃料計・油圧計・油温計・水温計・電流計・ドライバー正面に、タコメーター(7000rpmからレッドゾーン)・スピードメーター(240km/h)
映画「007は2度死ぬ」の中で国産車唯一のボンドカーにも選ばれている。
フォグランプのカバーが大きいものは初期タイプ、グリルと一直線になったものは後期型。
後期型は全高1170mm車重1145kg。
1967年5月から1970年8月まで生産 生産台数337台。
発売当時価格238万円(後期は246万円)
当時大卒の初任給は約15000円
■ 2000GT(MF10)主要諸元 ■
全長×全幅×全高:4,175×1,600×1,160
ホイールベース:2,330mm
車両重量:1,120kg
エンジン形式:3M
エンジン種類:直列6気筒 DOHC 2,988cc
最高出力:150馬力/6,600回転
最大トルク :18.0kg-m/5,000回転
サスペンション形式 前:ダブルウィッシュボーン
サスペンション形式 後:ダブルウィッシュボーン
ブレーキ:前/後:ディスク/ディスク |