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ノスタルジックカーショー20周年記念イベント 日産スカイラインフェスティバル2010in富士スピードウェイ

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スカイラインGT-R KPGC10

SKYLINE GT-R  通称:ハコスカGT-R
モデルイヤー:1970年~1972年

ハコスカGT-R
ハコスカGT-R
ハコスカGT-R
S20


量産型スカイラインクーペの歴史は3代目の「ハコスカ」から始まった。 1968年7月にデビューしたハコスカは、最初は1500ccのセダンのみという展開だった。その2ヵ月後に直列6気筒のL20エンジンを搭載した2000GTが登場。翌年2月にGT-R、8月には1800ccを追加するなどバリエーションを徐々に拡大していった。
6気筒のGT系モデルは、4気筒モデルに比べて長いエンジンを搭載するために、ノーズを195mm延長している。これはセダンもクーペも変わらず、デザイン上でも大きな差となっている。なお、2000GTのL20エンジンは日産製のエンジンで、S20と1500cc/1800ccの4気筒エンジンはプリンス自動車が開発したエンジンだ。ハコスカは、日産とプリンス自動車の合併後最初の車両だけに、このような体制が取られている。

 セダンのデビューから遅れること約2年、GT-Rが投入された。ホイールベースをセダンより70mm短くして全長を15mm、車高を15mm短くし車両重量を20kgも軽くしたクーペボディ仕様である。これにより運動性能が増し、スカイラインは国産スポーツカーの代名詞として確固たる地位を築くこととなった。なお、当時はクーペとは呼ばず、ハードトップという呼称を使っていた。
スカイライン2000GT-R 2HT(ツードアハードトップ)と書いてあるものをよく見かける。

 トップモデルは言うまでもなくGT-R。日産と合併したプリンス自動車のR380に搭載されていたレース用エンジンであるGR-8の血を引く直列6気筒DOHC24バルブエンジン「S20」を搭載し、レース50勝(消して連勝ではない)という金字塔を打ち立てたモデル。
GT-Rは、専用のフロントグリルとフェンダーミラー、加えて後輪のホイールアーチを覆うオーバーフェンダーが装着され、精悍な雰囲気を身にまとっていた。

 ちなみに、スカイラインの名を持つ最初のクーペは、1960年のトリノショーに参考出品され、1962年に正式発売された「スカイラインスポーツ(BLRA-3)」。スカイライン1900をベースに、ミケロッティがデザインしたボディを架装する。価格は当時では驚きの185万円。

 蛇足な話だが、ハコスカの車両型式はC10。セダンの1500はそのまま同じ、1800ではPC10となる。2000GTはGC10で、GT-RはPGC10だ。クーペモデルはそれぞれの頭にKが付ので、「ハコスカのクーペのGT-R」とは呼ばず、「KPGC10」と呼ぶとマニアっぽい。

発売当時価格154万円
当時大卒の初任給は約15,000円

■ GT-R(KPGC10)主要諸元 ■
全長×全幅×全高:4,330×1,655×1,370mm
ホイールベース:2,570mm
車両重量:1,100kg
エンジン形式:S20
エンジン種類:水冷直列6気筒 DOHC 1,989cc
最高出力:160馬力/7,000回転
最大トルク:18.0kg-m/5,600回転
サスペンション形式 前:ストラット
サスペンション形式 後:セミトレーリングアーム
ブレーキ 前/後:ディスク/ドラム

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